モトコー寺子屋

7thモトコー寺子屋「陳舜心的神戸愛-元町界隈を歩き語る」を2014年1月25日13時30分から約3時間、プラネットEartH(モトコー2)で開催されました。

お題目は――陳舜臣「枯草の根」を通して、神戸バンドから見るまちと歴史――

講師は三輪秀興(神戸市職員,こうべまちづくり会館長,大学の教官を経験され、今はライター)辻信一((株)環境緑地設計研究所、まちづくりコンサルタント) の両先生でした。

狭いカフェ空間に約30名。丁度いい感じに講義を聞くことができました。

この会『陳舜心的神戸愛-元町界隈を歩き語る』の趣旨は陳舜臣氏の文学館が地元神戸にないのでつくりたいと2011年に有志が集まりました。メンバーは文学系でなくほとんどまちづくり系の人達で称して「麒麟の会」(陳舜臣氏の漢詩集「麒麟の志」から)。まずファンを幅広く増やそうと寺子屋形式で回を重ね、今回で7回目です。確かに氏の本を読んでいると小説の背景に描かれている風景描写は絵解きのようで面白いです。神戸をよく知っておられる方は時代背景も含めて立体的に楽しめます。

今回新しく登場して言葉に「神戸バンド」があります。バンドとは広辞苑によると「東洋の港市の海岸通り。船着の河岸」をいいます。枯草の根の主な舞台は旧居留地の海岸通です。三輪氏の講話はストーリーからどんどん歴史的背景に移り、それは心臓から出た血液がどんどん分かれて細部へ細部へ・・まるで毛細血管を流れているようでした。そして「すべてのことがらは複雑に奥深く構成されている。」と、それはそれは縦横無尽に絡み合い厚い層に仕上りました。生徒さんから「バンドは船から陸を見た状態を指す」。このご意見は目から鱗でした。そして「神戸バンド」という言葉を育てようという「オチ」になりました。

 

この会の目的は陳舜臣文庫つまり氏のご意向で「陳舜臣アジア文藝館」に向けての下ごしらえです。その趣旨は「アジアの若者たちが国境を越えて、日本語を通じて文化を学んで行こうとする場所。それが舜臣アジア文藝館のいちばんの主旨で私(陳舜臣)が望んでる場所である。」

麒麟の会はそのような文藝館をめざして今動いています。皆さん!応援よろしくお願いいたします。(2014・1・27)

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