神社アート2010

アートビアガーデン２０１０

趣旨：神社はまちの象徴的空間である。楠公の偉業が人々を動かし湊川神社を建立させ今に啓授されている。また神社は明治の建立時より地域の発展の為に門戸を開いてきた。その結果、境内に多くの露店が立ち並び、人々に親しまれ、地域一帯は賑わい発展してきた。混沌とした現代社会、人間として理解しがたい事柄が続発している世の中、私たちは今一度立ち止まり謙虚になる必要性に迫られているのかもしれない。神社の持つ歴史的意義を再認識し、また地域の環境をも含めての再構築しなければいけない。アートの持つ自由さが人々に人間と社会の在り様を考え直す時間を、そしてアートの持つエネルギーが人々に次へつながる勇気を共有させてくれる。

概要：湊川神社の菊水天神祭の行事の一環として夏の食文化ビアガーデンとアートを総合的に演出することで地域の文化を多くの市民に楽しんで頂くことができる。また地域の文化財として湊川神社を知る機会になると共に、湊川神社から新たな文化の発信が期待できる。アートビアガーデンとしては５回目を迎える

内容：献燈祭が８月２０～２６日に催されるにあたり、以前から湊川神社で企画しておられた納涼ビアガーデンの会場を、現代美術作品で演出する。
期間：２０１０・８月１９日（木）～８月２７日（金）　　
１７時～２１時　　ビアガーデンを営業

場所：湊川神社楠公会館　東側駐車場

出品作家：高浦邦彦＋こうべ照明倶楽部／近藤明／おっと/福永祥子／蛹少女/岡本和喜＋水垣尚/宮崎みよし/秋田鉱／三宅真世／明石高専建築学科４年生/きたがわしょうたろう た

選曲：福田賢二

コーディネーター：高浦邦彦（こうべ照明倶楽部）／宮崎みよし（NPO法人リ・フォープ）

主催：湊川神社楠公会館
共催：特定非営利活動法人リ・フォープ　　神戸照明倶楽部
協賛：シンエーフーヅ株式会社
後援：神戸新聞社

01　ひいらずめみ　きたがわしょうたろう た

充ちて 溢れ 流れ 広がり 染み 乾いて 残る

02　風鈴　岡本和喜+水垣尚

クラゲ型風鈴。風が吹くことを祈ります。

03　五重の塔　岡本和喜+水垣尚

ポータブル五十塔。 うまく5階だてになるかは気まぐれです。

04　せっしゃ「光者」でござる　岡本和喜+水垣尚

ミラーボールがた鎧甲冑。一応楠公さんモデルです。

05　書中お見舞いもう詩。　福永祥子

すこー詩寄って華ありか？

06　1/33　明石高専建築学科４年有志

みんなで造った個性、あふれる楽しい作品です

07　COLOR-FULL　高浦邦彦+こうべ照明倶楽部

様々に光る色達が、ターポリン膜を通して優しく交じり合います

08　まいはうす　近藤明

最小の空間から楽しい想像をしてみましょう

09　変心装置 「箱」　おっと

ビールでも飲みながら　眼と耳と手と、、、

10　A Flare Flog　蛹少女

時折、この神社に現れる幻の池の主とは私である

11　黒灯籠　三宅真世

重ねた黒の間から日没とともに浮かぶ夏の光

12　ほのかな灯　秋田鉱

ほのかに感じる涼やかな風。乾杯！

13　白い　宮崎みよし

しずかに流動するのは輝く７つの白色